
ORTHON repair house は 東京・阿佐ヶ谷の民家に存在する小さな衣類リペアの専門スタジオです。
修繕を通じて行動の意味を持てること、手を掛けた一部が、修理後の日常の中で温かいもののひとつになれたらと願っています。

リペアの価値
世界では年間で約9200万トンの衣類が廃棄されています。
日本でも、年間で約50〜56万トンが実際に廃棄されているそうです。一着作るのにも大変な服が、毎日 約400万着くらい捨ててる計算で、それはとんでもない量です。
合成繊維や、安価な素材で、そもそも長く使う設計でない大量生産された服の寿命が短いことも原因にありますが、
20〜30%は、破れ ほつれ サイズ違い など軽度の理由で捨てられていると言われています。
その全部がリペアで延命可能です。
質の良い服を買う事 古着を選ぶ事
リペアをする事も、これからも着られ続けていくための続きをつくる行為(選択)のひとつになれたらと思います。
傷や擦れ、色の変化といった不完全さも、その服が歩んできた時間の一部として残ります。そうした痕跡とともに服を着続けることにも価値があると考えます。
手(愛!)が加わって、その服を着る意味がほんの少しだけ変わり、それが豊かなものになる事を願います。

お直しを始めて間もない頃、古着屋でリペアだらけの服を見ました。様々なリペアが施してあるその服には、丁寧に直してある箇所もあれば、とにかくただ破れたところが塞がれば良いという強引なリペアもありました。どちらの直しも私には格好良く見え、そしてそのさまざまなリペアに、異なる時代、異なる人々をみました。
この服がここに在るまで、それぞれの思いで沢山愛されてきたんだなと思えてとてもどきどきしました。ボロボロの姿である事が愛おしいと思いました。
わたしは、リペアを通して、自分がこの先に続くこれからの時間へ前向きな形で参加出来ることを誇りに思います。
ORTHON repair house
代表 宮坂 百恵



